資料(未来の水産を担う方々へ)
contents愛媛大学南予水産研究センターの研究
本センターは、「生命科学」・「環境科学」・「社会科学」の3つの学問領域を有機的に連携させて、これまでの水産学を発展させた「新しい水産学」を追求します。「生命科学」による最先端の高度な生産技術の開発、「環境科学」による健全な養殖漁場環境の保全、「社会科学」による適正な地域水産業振興システムづくり、といった「生命・環境・社会」の三者を一体化した、愛媛大学オリジナルの「新しい水産学」を構築します。
また、水圏生物の基礎的な研究をもとに、社会科学研究と協同し、愛媛県や南予地域の自治体、水産関係団体などと連携することによって、地域振興を果たします。
以上の2点をもとに、本センターは、愛媛県南予地域を活性化すると共に、世界全体へと「新しい水産学」を発信し、地域および世界の水産業に対して積極的に貢献することを目標にしています。
生命科学研究部門
生命科学の視点から検討する部門で、新養殖種の開発および水産養殖技術の開発を行う 「水産養殖研究分野」、海洋の未利用資源を研究開発する 「海洋資源利用開発研究分野」の2つの研究分野で構成されています。以下で研究内容の一部がご覧になれます。
- アオリイカの成長と成熟に関する研究(PDF/3,393KB)
- アオリイカの成長および成熟に対する適水温の探索(PDF/1,052KB)
- カタクチイワシの栄養状態に伴う生理学的変化の観察(PDF/110KB)
- カワハギの人工授精技術確立に向けた人口精漿の開発(PDF/280KB)
- スマの育種を目指したゲノム編集によるチロシナーゼ遺伝子の改変(PDF/204KB)
- スマの生殖腺の保存プロトコルの確立に向けて(PDF/547KB)
- 愛南町型サツキマス養殖に関する研究(PDF/183KB)
環境科学研究部門
環境科学の視点から検討する部門で、養殖漁場などの環境の研究する 「漁場環境科学分野」、赤潮や魚病の発生メカニズムを究明する 「赤潮・魚病研究分野」、海洋資源の適正な利用にむけた「遺伝育種分野」の3つの研究分野で構成されています。以下で研究内容の一部がご覧になれます。
- 魚病感染の早期検出法の開発(PDF/295KB)
- 有害赤潮の新たな防除技術の開発(PDF/158KB)
- 愛南町海域における赤潮早期検出システムの構築に向けて(PDF/151KB)
- 環境データおよび行動データによる養殖魚感染症疾病早期検出システムの開発(PDF/308KB)
- 御荘湾における有害赤潮プランクトンの挙動解析(PDF/304KB)
- 日本におけるアワモチ科貝類の遺伝的多様性(PDF/6,902KB)
- 沖縄県のクサフグ個体群の遺伝的異質性(PDF/1,223KB)
社会科学研究部門
社会科学の視点から検討する部門で、生命科学および環境科学の研究と地域の橋渡しを推進する役割を担い、漁業地域の社会や文化の分析をもとに地域活性化を検討する 「水産社会・文化研究分野」、漁業地域の経済や経営に関わる諸課題を検討し新たな提言を行う「水産経済・経営研究分野」、漁業生産と流通の基盤を改善し強化に向けた方策を提案する 「生産流通基盤研究客員分野」の3つの研究分野で構成されています。
- 愛南町発「ぎょしょく教育」(PDF/450KB)
- 愛媛大学と愛南町の連携事業(PDF/1,074KB)
- 愛媛大学プロジェクトE(PDF/3,537KB)
- 未利用水産資源の有効利用に関する調査研究(PDF/2,020KB)
- 「ぎょしょく教育」による学校給食の水産物利用(PDF/270KB)
- 養殖魚に対する消費者と生産者の認識のミスマッチ解消への挑戦(PDF/1,559KB)
- 南予の自然を生かした体験型環境学習会(PDF/1,554KB)
- カツオにおけるアニサキスの調査(PDF/1,543KB)
愛媛大学南予水産研究センター
愛媛大学南予水産研究センター(通称:南水研)は、愛媛県南予地区の水産による地域振興に役立つために、地元愛南町と愛媛大学の連携のもとに平成20年4月に設立された文理融合型の研究・教育施設です。
「船越ステーション」と「西浦ステーション」の2拠点が、愛南町に開設されており、養殖業に役立つ研究や、研究から得られる成果に基づき、愛媛県や南予地域の各自治体、水産関係団体などと連携することによって地域振興に貢献することを目指しています。