7つのぎょしょく

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魚飾

魚飾写真「魚飾」は、「飾り海老」や「祝い鯛」があるように、魚文化に関する学習です。魚食民族とされる日本人は魚にまつわる伝統的な習俗や習慣を維持してきたが、それらを学ぶのが「魚飾」といえます。たとえば、郷土料理、年中行事や人生儀式の伝統的な魚料理、地域の魚にまつわる食習慣、魚に関する民謡などの芸能、漁に関する漁村の祭祀や社寺などがあげられます。また、そうした魚文化の理解にとどまらず、その継承も、「魚飾」は念頭に置いています。

愛媛県に刊行した『愛媛の漁村郷土料理マップ』には、県内生産量が最大であるタイを用いた料理が数多く例示されています。タイ飯は愛媛県の代表的な郷土料理の一つであり、県内各地にあります。それにも大きな地域差が見られます。

タイを姿のまま米と一緒に炊き上げるものや、米とニンジンやゴボウ、キノコ類などの野菜と一緒に炊き込むもののほかに、漁師のまかない飯で「ひゅうがめし」とも呼ばれ、炊き立てのご飯に切り身のタイをのせてタレをかけて食べるものもあります。写真は、愛媛県愛南町の代表的な郷土料理を示したもので、皿鉢料理(当地では、刺身などの盛り合わせを意味します)、地元のカツオやタイの料理(カツオのタタキ、タイ飯、タイ冷汁、タイのつみれ汁)です。また、カツオの水揚げや鰹節の製造が盛んな愛南町深浦地区では、「バラ(骨)抜き唄」という鰹節製造時の労働歌も歌い継がれています。なお、「魚飾」は漁村地域に限らず、都市部のスーパーマーケットでも実感できます。たとえば、おせち料理に欠かせない食材も、エビには長寿の願いが、カズノコには子孫繁栄の意味があり、伝統的な魚の食文化の一面を示すものです。

小学校の教育課程との関連でみると、「魚飾」は3・4年生の地域社会の学習において、地域の人々の生活変化、地域の生活向上に尽くした先人の働きや苦心といった内容に対応します。地域に残る民具や文化財、年中行事を調べ、古い時代の暮らしの様子を理解し、地域の生活の変化を把握することがあげられます。

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